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怖い毒蛇・ヤマカガシ [動物・植物]

日本で毒蛇と聞いて思いつくのは九州以東ではマムシ、南西諸島ではハブ
というのが一般的な認識なんですが、実はそれよりも怖い毒蛇として割と
どこででも見かけるのがヤマカガシです。

yamakagashi17-1.jpg

先月末には兵庫県伊丹市の公園で、小学五年生の男子がヤマカガシに手首
を咬まれて一時は意識不明になりましたが、病院で血清を打つなどの治療
を受けた結果、意識が戻り最悪の事態は免れました。

ヤマカガシは水辺を好み、ヒキガエルなどのカエルを主食にしているため
ガマガエルやヒキガエルの毒を体内に蓄積して首の後ろから白い乳液状の
液を出すことは知られていましたが、毒牙を持つ毒蛇であることが正式に
認識されてからまだ40年ぐらいなので、あまりヘビに興味のない人では
ヤマカガシが毒蛇であるという認識を持っていない人もいます。


首の後ろ辺りから鼻先にかけて黄色いのが特徴で、体側が赤く黒い斑点が
あるのもいれば、そういう柄のないのもいるので正面から顔を見て黄色い
部分があればヤマカガシを疑うようにすれば良いと思います。

yamakagashi17-2.jpg.jpg

一般的に毒蛇は頭が大きく、首から鼻先にかけて三角形になっているのが
特徴だとされていますがヤマカガシの場合は、アオダイショウやシマヘビ
と同じように小さめの頭部でおとなしい顔つきをしているので、いかにも
毒蛇的な凶悪さが感じられないので油断する人が多いです。

mamushi17.jpg
マムシは凶暴そうな顔つきなので、わかりやすいです。

habu2017.jpg.jpg
ハブも顔つきは凶暴です。

マムシやハブのように口を開ける毒牙が見えれば警戒するかと思いますが
ヤマカガシの場合は口の一番奥の部分に毒牙があるので、攻撃態勢になり
大きく口を開けて大人が咬まれても毒牙にまで届かないので、心配なのは
毒よりも破傷風なんですが、子供の場合は奥にまで手が入るので、毒牙に
届くため強い毒性を持つ溶血毒で、血液中のファブリノーゲンが減少する
ために血液が血管から漏れ出し、脳内出血や内臓からの出血、皮下出血に
よって死に至ります。

マムシの血清は国内各地の赤十字センターが常備し、ハブの血清は沖縄や
南西諸島の病院が常備していますが、ヤマカガシは咬傷被害が少ないため
群馬県薮塚の日本蛇族研究所のみが保有していますので、もしも疑わしい
蛇に咬まれた場合は早めに動かないと血清が間に合いません。

始めに書いたようにカエルが主食なので、田んぼの畦道や小川の周囲など
の湿った場所に棲んでいますので、夏休み中で田舎に行って遊んだりする
場合もあるかと思いますが、清流の岸辺にはマムシもいますので、どんな
種類であってもヘビを見た時は触らないことです。

マムシもヤマカガシも実物と遭遇したことはありますが、どちらも温和で
大人しい性質ですので追いかけたりしない限りはわざわざ人間を攻撃する
ような凶暴なことはしません。

逆にシマヘビは毒はありませんが、触ろうとすると噛みつきに来るほどの
凶暴な性質を持っていますので、咬まれる危険性で考えたらシマヘビの方
が怖いと思っていた方が良いです。

シマヘビは毒はありませんが、破傷風や雑菌による感染症が心配ですから
咬まれた場所を水洗いして、病院に行き場合によっては破傷風の予防接種
などをしておいた方が安心です。

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