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東南アジアで連携が進むIS阻止 [戦争・紛争]

ミンダナオ島のマラウィで、アブサヤフとマラウィの地元の過激派組織の
マウテグループが、フィリピン国軍のガサ入れに対抗して国軍との交戦を
開始してからもう間もなく二か月になろうとしています。

武装組織の人数は300人程度と見られていたことから、戦闘は短期間で
終結し、東南アジアでのISの拠点作りは早々に失敗するという見方から
戒厳令が敷かれて短期決戦の方向でフィリピン軍は攻勢に出ました。

マウテグループは対戦車ランチャーなど国軍の想定を超える重火器を装備
して、国軍に対抗し、マラウィ市内では市民をモスクに集めて人間の盾に
するという作戦を展開した上、女性や子供に銃器を持たせて、ゲリラ要員
として戦闘に参加させています。


ISIS_Mindanao-1.jpg

300人程度と見られていた武装組織の戦闘員はアラブ諸国やマレーシア
インドネシアやパキスタンからスールー海を渡って密入国する海外からの
外国人戦闘員が加わることで100人程が増員されているため、現時点で
300人程度の武装組織側の死亡者が確認されていますが、まだ100人
ぐらいの戦闘員が市民を人質に戦いを続けています。

ISIS_Mindanao-2.jpg

戦闘員に無理やり武器を持たされた女性や子供を撃つわけにもいかないと
いうジレンマの中でフィリピン国軍は根気よくピンポイントで、戦闘員の
掃討を続けていますが、戦闘員の目を盗んで逃亡しようとした人質の市民
が銃殺されたり斬首されたりという殺戮行為が続いているため、戦闘状態
の長期化は避けたいというのが本音で、現場指揮官の手詰まり感は相当の
ものだと思われますが、戒厳令の12月までの延期が決まったということ
で事態の収拾はさらに長期化しそうな感じですね。

ISIS_Mindanao-4.jpg.jpg

ISIS_Mindanao-3.jpg

このような状況の中で、シンガポールはフィリピンに対して無人偵察機の
貸与を申し出て、インドネシア、マレーシアはフィリピンと共同で国境の
スールー海での監視を強化して戦闘員の流入阻止に動き、オーストラリア
も哨戒機によるスールー海周辺の哨戒飛行の実施を発表しました。

ISIS_Mindanao-5.jpg.jpg

それに対して日本は…テロとの戦いと大口をたたいて、アメリカ軍の艦船
の端っこを並走させただけで、アラブ諸国とは共同歩調を取るわけがない
イスラエルに軍事費を支援すると余計なことを言って、日本人の人質二人
を見殺しにしただけという体たらくです。

自衛官を現地に派遣したり、どこの国を相手に使うのか判らない軍事費を
負担するような愚かなことをしなくても、近隣諸国のASEANとの連携
をする方法はあるはずです。

フィリピンにISの拠点が出来るということは、日本にとっても無関係な
ことではないにも関わらず、特に脅威でもない北朝鮮のミサイルの危険性
を煽り立てていないで、本当に危ない状況のところを支援するべきです。

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