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密かなる暗殺部隊が神戸に上陸 [動物・植物]

神戸港のコンテナヤードで南米に棲んでいる強毒性の大型アリ「ヒアリ」
が発見されて騒ぎになっています。

hiari-1.jpg

中国から貨物船で運ばれて神戸港に陸揚げされた後、数日間保管された後
尼崎市に運ばれた後で、コンテナから積み荷を取り出す際に内部にヒアリ
の群れが発見されたため、再度、コンテナを神戸港まで移動して殺虫剤で
死滅させたというのがコトの発端なんですが、念のためコンテナヤード内
を捜索したところ、目視で約100匹を見つけたようです。


日本で初めてセアカゴケグモが見つかったのが1995年に大阪府高石市
でのことでしたが、それから20年を経て日本国内の41都道府県で確認
されるまでに拡大していますから、定着して繁殖していると見るのが普通
の感覚だと思います。

逆に、定着していないのにこれだけ拡大しているとしたら日本の水際での
防除は全く意味がないことになってしまうので、それはないかな。

このセアカゴケグモの例を当てはめれば、発見されたヒアリは20年後に
日本の大半の地域で定着しかねないだけに環境省はかなり神経を尖らせて
いて、ヒアリ対策のマニュアルも配布しています。
 
hiari-2.jpg

一般的にアリは強い顎で咬むので痛いわけですが、ヒアリの場合はお尻に
隠し持った毒針で何度も(ここ大事)刺します。
刺された時の痛みが火で焼かれて火傷をした時のような激痛なのでヒアリ
という名前なんですね、とてもシンプルな名前です。
 
hiari-2.jpg
 
本能的に凶暴・粗暴な性質なので、遠慮とか気遣いなんてありません。
そして毒針の根元に用意された毒は、スズメバチと同じ種類のものなので
スズメバチ(ミツバチで発症する人もいますが。)に刺されたのと同じく
アナフィラキシーショックによって気道が腫れて呼吸困難を引き起こして
死亡したという例があるので注意が必要なんですね。

攻撃的なヒアリはネズミやカエル、トカゲなどの小型の動物を毒針で倒す
だけでなく、南米では豚や羊なども集団で襲うとされているので日本でも
そうならない保証はありません。
 

 
怪しげな凶暴なアリを見つけたら、殺虫剤で殺して素手で触らないように
注意して(死んだ後に毒針が出ていると刺さります)保健所に持ち込んで
正体を調べてもらいましょう。


これは映画の中の作り話

30年、40年前には、名古屋港の材木埠頭で海外からの輸入材木の間に
隠れて密航してきたコブラやオオトカゲが出没していましたが、最近では
そのような大型の生き物は、現地でも数を減らしているために姿を消して
より小さくて見辛い危険な生き物たちが、暗殺部隊のように侵入してくる
というのは怖い話だと思います。

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