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問題ないと判断することが問題では? [下世話な話]
数日前から福島第一原発2号機の原子炉格納容器内の温度が70度以上に
上昇し、直近の報道では80度を超える不安定な状態になっています。
原子炉格納容器の底の部分の温度が80度以下に安定して保たれることが
冷温停止状態の定義であるのなら、もう既に冷温停止状態ではなく静かに
暴走のスイッチが入ろうとしているという見方が出来るのではないか?と
賢くない一般素人は考えてしまいますが、経済産業省原子力安全・保安院
も東京電力も安全性に問題はないと強調しています。
経済産業省原子力安全・保安院は、記者会見で82度になっている現状を
否定することはしませんでしたが冷温停止状態は維持されていると定義と
異なる見解を述べています。
冷温停止状態は維持されており、安全性に問題はないと福島から数百キロ
離れた東京で記者会見をしていて本当に現場の状況が理解できているのか
という部分が非常に不可思議に思いますが、保安院の見方では原子炉格納
容器の内部に異常があるのではなく温度計が壊れているという都合の良い
見解であり、正確な根拠もないままに問題がないと言い切る、その裏付け
のない自信=過信が怖いと感じています。
同じく東京電力も温度計の故障の可能性大と言っていますが、簡単に現物
を確認できない環境の中であるにも関わらず、安直に故障だと決め付ける
その希薄な安全意識こそが危険性を高めているという反省が必要なのでは
ないかと考えてしまいます。
スリーマイル島の原発事故もチェルノブイリの原発事故も危険に対しての
警報が発せられていたにも関わらず、こんなことはあり得ないという判断
の誤りによって事故が大きくなりました。
航空機事故の場合も計器の故障によって実際には失速しそうな低速なのに
スピードが出過ぎているという警告に沿って速度を落として墜落したとか
逆に高度計の数値が間違っていると判断して山に衝突したとか、計器類の
信用と不具合、人間の判断と惰性は大きな事故に密接に関係しています。
今迄は大丈夫だったから問題ないと考える、その考え方がもっとも問題が
あると私は思います。
私は東京電力以上に経済産業省原子力安全・保安院を信用していません。
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