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訃報 シドニー・ルメット監督が死去 [本・映画・音楽]
社会派と呼ばれて、裁判や業界の裏側、犯罪者の側から見た犯罪心理など
複雑な葛藤を丁寧に描き出す手法で映画関係者の評価の高かったアメリカ
の映画監督シドニー・ルメット氏がリンパ腫のため亡くなりました。
代表作とされる「12人の怒れる男」は裁判に関わる陪審員たちの議論や
討論から殺人事件を裁かなければならない陪審員の心象などを表現して、
最後には…ネタバレになるので書きませんが、人が人を裁くことの矛盾や
問題点を鋭く突く映画としてアカデミー賞監督賞にノミネートされた作品
となっています。
私が個人的には好きなのはアル・パチーノが主演した「狼たちの午後」で、
銀行強盗を働いたものの銀行にあるはずだった現金は現金輸送車が回収を
した直後でほとんどなく、いつしか人質達と意気投合するストックホルム
症候群と呼ばれる状態になる過程を描き、人質を連れて一緒に海外に逃亡
するために空港へ移動したところで、共犯者が射殺され逮捕されてしまう
という映画で、共犯者のサルを演じたジョン・カザールは次回作の映画の
撮影終了後に骨腫瘍(癌)のため亡くなっています。
「狼たちの午後」の原案は実話の銀行強盗事件で、アル・パチーノが主役
に起用されたのは実際の強盗犯のイメージと似ていたからだ、という話が
ありますが、真相は不明です。
その後「ネットワーク」という映画が公開され、テレビ業界の視聴率争い
の激しさからニュースキャスターが発狂し、視聴率を稼げなくなった後は
生放送中の番組の中で射殺されてしまうという内容で、これまた社会派と
されているシドニー・ルメット監督らしい作品だと思っています。
年齢的には86歳と新たな創作をするには難しい年齢ではありましたが硬派
とされる映画監督が次第に冥界へと旅立ってしまうのは寂しいものです。
シドニー・ルメット監督のご冥福をお祈りします。
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監督の名前は覚えていませんが、映画はところどころ覚えています^^。
by 斗夢 (2011-04-12 08:17)
「十二人の怒れる男」は20年近く前,テレビで初めて見て
ヘンリー・フォンダ他,出演者の演技力やストーリーに感動し
大好きな映画の1本となりました。
是非ともまたテレビ放映して欲しいです。
by 【みなと】 (2011-04-12 10:21)
斗夢さん:
コメントありがとうございます。
映画の途中で、ソニー(アル・パチーノ)が恋人を呼ぶシーンがあり
その恋人が下手くそな化粧のゲイだったのが、いかにもアメリカ的な
感じがして衝撃的でした。
by suzuran (2011-04-12 19:23)
【みなと】 さん:
コメントありがとうございます。
名優ヘンリーフォンダの演技は凄かったですね。
リアルな臨場感を醸し出していました。
ヘンリーフォンダの息子が反体制派のピーターフォンダ。
娘が環境保護派のジェーンフォンダというのもまた、強い意志を
子ども達が受け継いだということなのでしょうね。
ジェーンフォンダは原発の危険性を訴えたチャイナシンドローム
で主演とプロデュースをしていますが、あの映画で見た怖さは
実際の事故が乗り越えてしまいました。
by suzuran (2011-04-12 19:27)