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やっぱりフィリピン・無責任な責任者 [事件・事故]


先月、マニラ市で解雇された元警察官が観光バスを乗っ取り、結果的には
人質8人が殺害された事件で、犠牲者の出た香港から警察幹部がマニラへ
出張して現場責任者の聴聞会が開かれました。

事件後、特殊部隊が突入した割には解決に手間取ったことから香港側から
徹底的な原因の究明を要請されたことから、フィリピン政府が主導して、
聴聞会を開いたようですが、その場で明らかになったのは、現場責任者を
自認していたマニラ市長と副市長が、膠着した現場での陣頭指揮に疲れた
という理由で、レストランホテルに移動し現場放棄をしていたことが、
本人達の証言で確認されました。


犯人との交渉が決裂し、警官隊がバスへの強行突入を始めた直後に二人は
指令本部を立ち去り、事件対応のトップが不在なままでマニラ市警の判断
によって突入が行われたということになります。

この辺り、日本ならキャリア組の管理官とか出てくるのかも知れませんが
フィリピンは警察・消防などの行政に属する組織は全て、知事とか市長の
権限で責任を取らなければならないところが違います。

また、国家警察の長官が事件の最中にマニラから移動していたことや現場
で強行突入したのは、訓練された部隊ではなかったなど、投げやりだとも
受け取れそうな対応で、そりゃ自国民を8人も殺害された香港としては、
そりゃ大変な御苦労でしたと言うわけにはいかないでしょうね。

副市長などは開き直って「弾に当たれば良かったのか?」何て言っている
ようですから、行政の責任者の自覚があるとは思えません。

元々、マニラ市のリム市長というとマニラ浄化作戦を始めた人で風俗業と
認定された店舗は全て営業許可を取り消されて放逐されてしまったほどの
強大な権限でマニラ市を健全な街にして一部の有権者からは絶大な人気が
あるはずなんですが、風俗店を追放することは出来ても凶悪犯人に対して
どのような手段で対抗するべきなのか、までは頭になかった、ということ
なのかも知れません。

どっちにしても、やっぱりフィリピンと言われそうな責任者です。

現代フィリピンを知るための61章【第2版】 (エリア・スタディーズ)現代フィリピンを知るための61章【第2版】 (エリア・スタディーズ)
大野 拓司

物語 フィリピンの歴史―「盗まれた楽園」と抵抗の500年 (中公新書) 今こそフィリピンビジネス―アジア投資の穴場 金なし、コネなし、フィリピン暮らし D27 地球の歩き方 フィリピン 2010~2011 奥さまはフィリピーナ

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コメント 2

未来

国が違えば、犯罪に対する考え方も、
こんなに違うとは驚きですね。

by 未来 (2010-09-05 16:09) 

suzuran

未来さん:
コメントありがとうございました。

リム市長は風俗店やコソ泥などの弱者の犯罪者に対しては
強権を発動して陣頭指揮をとってきましたが、本当に怖い
凶悪犯からは逃亡したいタイプです。

マニラ市のナイトスポットとして観光客にも人気が出てきた
ベイウォーク(マニラ湾沿いの堤防道路周辺の屋台街など)も
不健全だと言う理由で禁止している時代錯誤の元警官です。

今回の事件で更迭は間違いないので、マニラ市に観光客が
戻って、市民は喜んでいるかも知れません。
by suzuran (2010-09-05 17:02) 

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