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アルカイダの望みを叶えるには [戦争・紛争]
しばらくメッセージを発することなく沈黙を続けていた、国際テロ組織・
アルカイダの指導者であるビンラディン容疑者が、先月のデルタ航空機の
爆破未遂事件への関与と新たなテロ攻撃を示唆する声明音声を、カタール
のアルジャジーラに届けたという報道があります。
声明の中で、アメリカの安全が確保されるのはパレスチナの安全の実現が
条件であるかのような表現がありますが、パレスチナの安全に対して最も
脅威となっている存在はイスラエルであるわけで、アメリカがイスラエル
に対しての支援国家であることは間違いないとしても、アメリカを標的に
する以前に、まずイスラエルではないのか?と個人的には思います。
イスラエルがバレスチナの固有の領土を侵略し、今もなお領土拡大を企て
一方的にガザ地区を封鎖したりしているのに対して、アメリカのみならず
他国も積極的にイスラエルの暴走・侵略行為を批判する動きがないことは
パレスチナに対する民族弾圧を容認している、というように責められても
正当性を持って返す言葉がないのは事実だと思います。
本来ならば独立を承認されるべきはずのパレスチナ自治国家がイスラエル
の独善的な横暴によって、単なる自治領として扱われ、生殺与奪の権限が
イスラエルに付託されたままであるということも不条理であり、農作物の
輸出にさえ、敵対しているイスラエルの承認が必要だというのは明らかに
越権行為であって、本来ならば他国に対する内政干渉以上の問題行為だと
思いますが、それについてもイスラエルのタニマチであるアメリカは調停
に乗り出そうともしていません。
という部分を考えると、アルカイダの望みであるパレスチナの安全確保の
ための代理戦争的な部分としてアメリカを攻撃するという論理は全く説明
のつかないことではないという部分は理解できないことはありませんが、
それでもやっぱりアメリカに対する攻撃、そしてアメリカの友好国までを
巻き込んだテロリズムという行為は間違っていると思います。
ただ、ここまでの流れは理解できても有効な解決策なんて、誰が用意する
ことが出来るのかという話になると、一個人が思い付いてどうにかなると
いうものではなく、お互いで話し合って解決しましょうという簡単な問題
でもないことも理解しています。
ビンラディン容疑者も先日のデルタ航空爆破未遂事件の容疑者も今までの
テロリストのイメージである貧困層ではないということもまた問題を複雑
にしているわけで、資金力があるがために優秀な人材が集まって、強力な
攻撃をすることが出来る力を持っているがために、力で力を制するという
論理が破綻しないまま回り続ける原動力になっているように思います。
難しい話がさらに難しくなってしまいましたが、望むべくは双方ともが、
人の命を犠牲にしないで問題解決を行う術を見つけ出して欲しいと切実に
思う次第であります。
![]() | そして戦争は終わらない 〜「テロとの戦い」の現場から 有沢 善樹 by G-Tools |





























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