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毒蛇の毒に何かを期待するのは [海外の話題]


半年ほど前の話ですが、中国の広東省と重慶市で毒蛇に噛ませて殺した鶏
(蛇咬鶏)を売る店があるという記事がありました。

毒蛇に噛まれて死んだニワトリに残ったヘビの毒を加熱すると、体を温め
血行をよくしてくれる酵素に変わる、と店員が説明しているようですが、
実際のところ毒蛇の毒がニワトリに吸収された際には、どのような効能が
あるのかまでを検証しているとはとても思えませんので、昔からの伝承と
言いますか、毒蛇は凄いというイメージで話をしているのでしょう。


一昨年位には、アメリカ・テキサス州でウォッカのボトルにガラガラヘビ
を浸けこんで1本23ドル(約2,300円)で販売していた男が観光客向けに
酒類の販売を無免許で行なったという罪で捕まったという話もあります。

ヘビの入った酒には、強壮効果があると考えているアジア人を対象として
ガラガラヘビ入りウオッカを売っていたそうで未販売分で押収された量は
411本、その他にも売れたものがあるでしょうから、かなりの数の蛇酒を
セッセと密造していたことになりますね。

無免許で酒類を販売したことが罪に問われたわけであり、ガラガラヘビを
中に入れたこと自体は不問とされたようですから、ガラガラヘビを数百匹
も捕まえても違法ではないテキサス州には、どれだけ多くのガラガラヘビ
が生息しているということなの?というように思います。

ちなみに、日本で素人がマムシ酒を作っても温度管理などの関係で大半が
腐ってしまうのと同じく、自家製のガラガラヘビ酒もウォッカには浸けて
あったとしても、体内にはアルコールが浸透しませんから、内臓から腐り
始めてしまうでしょうから買わないのが無難だとは思いますけどね。

蛇の姿を腐らないように留めるには、純度の高いエチルアルコールを使い
生きている状態で体内にアルコールを浸透させないとダメなんだそうで、
私が子どもの頃に母方の実家の納戸で見つけたマムシ酒も、底の部分から
三分の一ほどの部分に、なんだかフワフワと澱のようなモノが漂っていて
普通に飲めるような状態のものではなかったと記憶しています。

しかし、蛇酒を喜んで飲む国民とはどこのことなんでしょう。
マムシ酒やハブ酒を精力増強の源と信じて疑わない日本人も結構いますし
中国や台湾ではコブラ酒というのも聞いたことがありますから、基本的に
大差のない国民性なのかも知れません。

ともかく素人が、きちんとした設備もなく作ったようなヘビ酒に画期的な
効用は期待できませんからね、よく注意した方が良いと思います。

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