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暮らしの豊かさを計る指標 [海外の話題]


毎年、国連開発計画という機関がまとめた、人間開発報告書というのが
発表されていて国別に暮らしの基本となる指標を照らし合わせて暮らし
の豊かさを数値化し順位が発表されています。

最新版の資料データを失くしてしまったので、少々古い話になりますが
2005年度版の資料を見ると世界177カ国・地域の中で日本は11位です。

基本となる指標は単純で、GDP・平均寿命、就学率ということになり
貧乏で、短命で、学校に行けない子の多い国は順位が下がります。


国民全体の平均的な収入が高く、標準的な暮らしをしている人が長生き
することが出来て、義務教育が充実して、100%の子どもが義務教育を
受けることが出来れば幸せなのか?という意見もあるかと思いますし、
私自身も多少なりとも疑問を感じないわけでもありませんが国連機関が
決めることなので、指標としては正しいものなのでしょう。

平均寿命という部分で考えると、アフリカ諸国の一部が極端に低いのは
新生児出生率が高いのに対して死亡率も高く、中高年齢者の寿命と加重
平均をすることで低くなるという部分がありますし、内戦によって若者
が激減し、子どもを産む世代の女性も民族浄化を目的とした性的暴行で
生きる気力をなくしたり、殺害されてしまうことで出生率が低くなる国
もあって、悲惨な現状が反映しているということもあります。

日本の順位をアジア地域と比較するとマレーシア61位、タイ73位となり
フィリピンが84位、ベトナム108位、インドネシア110位と続きます。
開発途上国であるカンボジアやラオス、バングラデシュなどはそれ以下
になっていますが、シンガポールは逆に先進国とされている国々と同等
の位置にいますから、三つの指標で大体のイメージと一致します。

この順位は、年金生活となる老後は海外で暮らそうと考えている人にも
安全度や病気になった時の医療の充実度を示すものとして一つの目安と
して覚えておくと良いかも知れません。

日本11位は国全体としては景気の回復に務めているといいつつも個人の
収入自体は低下の一途という現状をあらわしているものであり平均寿命
も徐々に頭打ち状態になりつつあり、教育にかかる費用の上昇と補助金
のカットという政策がデータに反映しているわけで、今後の政策次第で
どうなるのかという点も興味深いところです。

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