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フィリピンでフェリーが転覆 [事件・事故]
去年もほとんど同じような事故現場の写真を見たような気がします。
例えてみると、デイドリーム=白日夢と言うか、デジャブーと言いますか
昨年の事故はマニラ発セブ行きで北から南へ向かっていたのに対し、今年
の場合はミンダナオ島のジェネラルサントスからパナイ島のイロイロへと
向かっていたようですから南から北へと向かっていたわけです。
イロイロが属する中部エリアはフィリピンでもっとも優良なマンゴが栽培
されているギマラス島や日本のNGO(オイスカ)の研修センターのある
ネグロス島、世界のビーチベスト100に選出されたボラカイ島などのある
フィリピンの中では治安が安定して生活レベルの高いところですが、台風
の時には毎回のように何らかの被害があるエリアでもあります。
前回の転覆時には高波の影響もあって救助隊が近付けなかったために結局
700人以上が死亡するという大惨事になりましたが、今回は台風の影響は
出ていないために約900人が救出されて、死者9人、行方不明者60人前後と
いう状況のようです。
航行中の真夜中に右側に船が傾き始め、約二時間で操船不能になったため
救難信号が発信されて、船長から下船命令が出たようですが結果としては
完全に沈没したわけではないので、慌てて救命胴衣も着けずに飛び込んだ
乗客が犠牲になってしまったような感じです。
フィリピンの場合は、日本と違って迫りくる台風を予測するのではなくて
熱帯低気圧から台風へと急速に発達する地元なので日本のように心の準備
をする間もなく、超大型の竜巻のような俊敏さで台風が迫ってくるので、
台風の発生情報を得た航海士が操船ミスをしたのか、はたまた、いつもの
ように積荷の確認ミスとか乗客の積みすぎとか、そんな理由もあるものと
思いますが、フィリピンの人が同じことを繰り返しても、あまり驚かない
というようになっている自分が怖いです。
何人かのフィリピン人と付き合いがありましたが、基本的に彼らは失敗を
学習しようという感性はないと思います。
大きな失敗をして一瞬だけは反省するのですが、大部分がクリスチャンと
いう宗教観も手伝って、懺悔すれば終わるわけです。
反省だけなら猿でも出来るというCMがありましたが、彼らは反省なんて
概念自体がない「やっばりフィリピン」な人なのですね。
でも、時には本当に済まなかったという人もいました。
約束の時間に遅刻してきたドライバーに次に遅れたら契約は打ち切りだと
言ったところ、済まなかった、次からは遅れないように気を付けるからと
反省らしきことを言ったので翌日の約束をして別れたところ、また翌日に
同じように遅れてくるわけです。
反省の弁と素振りを見せる場合でも「されどフィリピン」な人なのです。
ここで温情を見せる私も馬鹿なんですが、フィリピンは仕事がないからと
なんとか翌日のドライバーもさせてくれと言うので、次でダメなら本当に
他のドライバーに代えるからなと言うと、明日は任せてくれと胸を張って
答えるので、半ば諦め気味ながら待っていると電話がかかってきて道路が
渋滞で時間までに着けないとの言い訳が…。
そして車が到着、そして私は努力したけど道が込んでいたからドライバー
が代わっていたとしても時間通りの到着は無理だったんだよシャチョーと
馴れ馴れしく笑って済ますわけで、転んでもタダでは起きないというか、
約束を守れなくても自分は悪くない、誰かに責任を転嫁して、人じゃない
場合には、石ころだとか野良犬も遅刻の理由にして、何があろうが絶対に
自分に落ち度のない「それでもフィリピン」な人なんですよね。
そういう方々が運航しているのですから、そりゃ年中行事のように事故に
遭うというのも当然のように思います。
![]() | 「PHW」2009年9月号(Vol.38) 「日本で唯一のフィリピン情報月刊誌」 by G-Tools |





























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