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俺様と化した凶暴老人 [モラル・マナー]


大阪府泉南市(また大阪…。)の市役所で、定額給付金の申請に来た70歳
の男が身分証のコピーを求めた女性職員に対して「おれのこと知らんのか
何でそんなものが必要なんや」と激高し、いきなり職員の顔を殴り、軽傷
を負わせて逮捕という事件があったようです。

一言で言っちゃうと「なぜ?あんたの顔なんか知っているのだ?」の世界
なんですが、最近というか、ここ数年本当に高飛車な老人の勘違いなのか
元々がそういう性格・人格なのか解りませんが、暴力に訴えておきながら
自分の正当性を主張する老人が激増中という印象を受けます。
新聞記事だけでなく、街中を歩いていても「わしを誰だと思っとるんや」
と叫んでいる老人とか、ステッキを振り回して興奮している老人なんかを
普通に見かけるようになったように感じています。

今回の老人は公務執行妨害という微罪で逮捕されていますが、本来ならば
暴行傷害が妥当だと考えますし、この女性が自分自身の家族であったなら
絶対にうやむやには出来ないことだと思いますし、実際に民事訴訟に動く
と考えるのが普通でしょう。

若者に道徳を求めるのは昔から老人の口癖であるわけですが一般的な現状
を見る限りでは若者は羊化しておとなしく、一部の老人が凶悪化して狼化
しているような感じで「暴走老人」という本が出版され、売れているのも
致し方なしというように思えます。

昔は「好々爺」という言葉があったように、人は年を重ねると共に柔和に
なって周囲の人と協調し、マナーやモラルを人に説きつつ、豊かに人生の
終末を迎えるというのが老人の生き方だったわけですが、年金の減額とか
高齢者の負担金が増額とかで懐の貧しさが心の貧しさに直結してしまった
ということも多少はあるかも知れませんね。

また昔は地域の繋がりとか、子どもの多さ=孫の多さで年寄りをいろんな
方向から精神的に、金銭的に支えることが出来ていましたが、地域の崩壊
子どもの数の少なさで、老人を支える支柱が細くなってしまっていること
も老人の孤独感や疎外感を煽って不良老人化しているとも言えそうです。

なんて記事を書いていたら、近所に住む男性の腹部を日本刀で切りつけて
殺害するという老人の事件が茨城で起きたようです。

凶暴老人をどのように制するのか、長寿化・少子化・行政サービスの削減
が進むのと平行して難題が増加しているように感じていますが「親を見る
のは子の務め」なんて平気で言っている的外れな政治家が、与党で実力者
なんて言われているのですから政治には期待出来そうにありません。

世界でも有数の長寿国日本は、暴走老人大国になってしまうのかな。

暴走老人!暴走老人!
藤原 智美

困った老人と上手につきあう方法 (宝島社新書 271) 夏光 キレる大人はなぜ増えた (朝日新書 90) フェロモン おひとりさまの老後

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